01
生体への影響
μ/λenergyを照射することで生体に対して良好な効果が期待される。
生体への効果として想定できるのは、神経細胞、脳・生体電流への影響、ホメオスタシスを働かせる為の内分泌系などへの好影響である。
量子
テレポーテーション
1.神経細胞との共振、脳・生体電流への影響
ニューロンへの栄養供給が促され、軸索を絶縁して生体電流のリークを抑制することで電気信号の伝導を助けるだけでなく、神経伝達物質の受容体性能向上など脳機能に良好な影響がもたらされる。故に、アルツハイマー病など脳の疾患にも有効であると期待できる。
μ/λの周波数帯は、細胞レベルだけではなく、細胞を構成する分子、更には原子をも揺さぶり、共振し、生体を元気づける(生体が元々持っていた気を取り戻す)のである。
2.ホメオスタシス
生体には恒常性を保とうとする機能(ホメオスタシス)が働く。
ホメオスタシスは正常な状態からどれだけズレているか、差分を検知して、そのズレの分だけ効果器を働かせる、という一連の動作である。この一連の流れは終わることなく、反応の結果を受けて、必ずフィードバックがかかる。効果器の反応によって、ズレの状態が緩和されると、受容器はそれをキャッチし、調節中枢が効果器の反応を抑える指令を出す。
ホルモンが常に必要な時に必要な量だけ分泌されホメオスタシスが保たれるのも、こうしたフィードバック機能が働いているためである。
μ/λenergyは、電気信号を使った神経ルートのみならず、血液を介した内分泌ルートにも働きかけ、恒常性維持に効果をもたらし、生体を元気づける(生体が元々持っていた気を取り戻す)のである。
3. μ/λenergyの働き
μ/λenergyは、神経細胞ニューロン、グリア細胞に働きかけ、
微弱な生体電流を整えることでフィードバック制御を滑らかにし、
交感神経と副交感神経のバランス、ホルモンバランスをとり、
生体の恒常性を維持する。
生体は、神経とホルモンがお互いに協力しあって、細胞にとって最も住みやすい内部環境を維持し、個体の生命を守っている。
μ/λenergyは、生体の恒常性維持に効果的に働くのである。
4. 生体内でのフィードバック制御 – ADRC –
μ/λenergyは、生体内のフィードバック制御をADRCライクな制御とすることで不確実性を許容し、恒常性の維持に効果的に働く。
図 1. PID 制御トポロジー 図 2. ADRC トポロジー
2.2ホメオスタシスで述べた3つの要素と対比するとμ/λenrgyによるADRC的効果は以下のように捉えることができる。
①受容器から入ってくる情報に混在する外乱ノイズは②調節中枢で除去され、誤動作を抑制。
②調節中枢は「過渡プロファイルジェネレータ」により、セットポイントを動的に変化させ、「拡張状態観測器」からのフィードバック情報を「非線形加重」制御。
③効果器への入力情報も「拡張状態観測機」に入力され、動的フィードバック制御に反映。
図3は生体内でのADRC的制御を示したものである。
生体内での調節中枢にADRCは適用される。
調節中枢の制御は生体電流によってなされる。
図3 生体内のADRC的制御
生体が本来持っているADRC的制御を取り戻すのがμ/λなのである。
μ/λenergy
→
02
量子
テレポーテーション
「観測すると距離は関係なく一瞬でつながる現象」が量子テレポーテーションである。
μ/λenergyが介在することによって観測者内での通信プロトコルが潤滑に処理されるようになる。
1. 量子もつれとは
一見、物理的につながりのない素粒子と素粒子が互いに影響し合っている、この現象を量子もつれ(quantum entanglement)という。
「量子もつれ」の関係にある量子は、離れていてもお互いが繋がっていて、そこで量子テレポーテーションが起こる。
物質を構成する最小単位である素粒子もまた質量を持ったエネルギーであり、 「粒と波の二重性」を持つことは量子物理学の前提となっている。
2. 量子テレポーテーションの完成
μ/λenergyは、前章で述べたとおり、崩れた自律神経系及び内分泌系のバランスを整えて、生体内部環境の恒常性を維持し、神経伝達物質の受容体性能向上にも繋がると考えられるので、観測者内での「神経系の働き」に依存する通信プロトコルが潤滑に処理されるのである。
「量子もつれ」は随所で発生し、量子テレポーテーションを引き起こし、シンクロニシティをもたらしているが、多くのケースでは見逃されている。μ/λは、観測者内での「神経系の働き」に依存するプロトコルを潤滑ならしめ、動的に外乱を除去する(ADRC制御)ことで、ここに「気付き」をもたらすのである。
この「気付き」こそが第六感であり、先に冒頭の第一章で「第六感もエネルギーによって生ずる。」と述べたゆえんである。
3. 意識、心、精神、存在
観測とは「見る」という意図を持った精神行為でああるが、これには「意識」が介在している。 従って、量子の動きに、人間(観測者)の意識が影響を及ぼしていると考えるのは妥当である。意識と量子の世界には
「量子は観測によって「物質」として確定し観測されないと「波動」の状態に留まる」
という前提は、観測者の「見る」という意識を持った行為が量子の状態を確定させるということであり、意識と量子テレポーテーションには密接な関係があることを示唆している。
これは、カール・G・ユングの「集合的無意識」「シンクロニシティ」の概念とも深く結びつく。
4. 集合的無意識、シンクロニシティと波動方程式
人間の意識には、表面意識(顕在意識)、無意識(潜在意識)が存在し、さらにその奥には「集合的無意識」が存在しているというのがユングの主張である。「すべての人の意識は、その奥底で、集合的無意識につながっている」と言う説である。
「量子もつれ」は量子テレポーテーションを起こし、シンクロニシティに繋がる。
「量子もつれ」が「シンクロニシティ」の原因であるように思えるが、シンクロニシティには原因はない。シンクロニシティとは、「意味ある偶然」であり、意味はあるが原因はないのだ。原因を得た瞬間に偶然は必然となり、そもそもの言葉の定義から外れる。「量子もつれ」と「シンクロニシティ」は因果律の枠の外にある固有状態であり、作用素によって変化するものではない。
即ちシュレディンガーの波動方程式
i(h/2π) (∂ψ(x, t) /∂t) = H ψ(x, t)
の解となりうるものである。
5. 意識の行先
人間の意識は、宇宙全体につながっている。
現在、科学者や医学博士たちが、不滅の魂、死後に意識が宇宙空間に飛んでいくという説、死後の世界を科学的に解明しようとしている。
その一つが『量子脳理論』である。
量子脳理論とは・・・『私たちの意識は量子情報(素粒子)である』というもの。
量子脳理論では、肉体が死ぬと意識が「量子」として飛び出し、宇宙または高次元につながると説明している。
私たちの肉体を含めて万物は「原子の集まり」でさらに原子を分解すると「素粒子の集まり」である。
宇宙には、ビッグバン発生時には既に存在していたであろう「原意識」というものがある。前述のカール・G・ユングの「集合的無意識」の概念と相通ずるものである。
人は死ぬと脳内の意識が「量子もつれ」によって、宇宙空間に存在する「原意識」とつながる。
意識には、顕在意識と潜在意識があるが、更に拡大すると「集合的無意識」「超意識」となり、「原意識」にたどり着く。それが私たちの正体、つまり不滅の「魂」なのだ。
「原意識」 は「神」の概念にも近いものである。
神という「無限の原意識」が細かく散らばり、それぞれの肉体に宿って現世を体験していおり、一般的に言われる顕在意識や潜在意識の多くは、現世を生きるための「肉体側の意識」である。
03
μ/λと量子もつれ
量子もつれを量子テレポーテーション、シンクロニシティに繋げるのがμ/λである。
シンクロニシティ理論の拠り所は集合的無意識にあるが、集合的無意識の先にある原意識は人間に限ったものではない。
最近の研究では、飼い主と愛犬との触れ合いによっても、”幸せホルモン”や”愛情ホルモン”といった異名を持つオキシトシンが分泌されることが明らかになっており、原意識の裏付けともとれる。
飼い主と愛犬が原意識下では「量子もつれ」によって繋がっていたら、触れ合いによって、”愛情ホルモン”が分泌されるのも尤もなことと納得できる。
オキシトシンは本来子宮を収縮したり乳汁の分泌を促す役割を担うホルモンとして発見されたが、信頼関係を深める働きもあり、愛情の形成にも関係していることが明らかになってきた。
愛は「量子もつれ」による繋がりであるが、もつれ状態を「量子テレポーテーション」として完成させるのには、μ/λenergyの照射が有効であることは既に述べたとおりである。オキシトシンはマッサージなどの触れ合いによって放出量が増えるという研究報告もある。
μ/λenergyは、崩れた自律神経系及び内分泌系のバランスを整えて、生体内部環境の恒常性を維持に繋がると考えられるのでオキシトシンの分泌も促進されると期待される。
「幸せホルモン」「恋愛ホルモン」「抱擁ホルモン」「信頼ホルモン」「絆ホルモン」「思いやりホルモン」「癒しホルモン」など、数々の異名を持つこのホルモン、分泌されることで以下のような効果をもたらしてくれるといわれる。
・幸せな気分になる
・脳・心が癒され、ストレスが緩和する
・不安や恐怖心が減少する
・他者への信頼の気持ちが増す
・社交的となり人と関わりたいという好奇心が強まる
・親密な人間関係を結ぼうという気持ちが高まる
・学習意欲と記憶力向上
・心臓の機能を上げる
・感染症予防につながる
同様に、脳内の「セロトニン」という神経伝達物質が精神の安定や安心感や平常心、頭の回転をよくして直観力を上げるなど、脳を活発に働かせる働きをしている。特に、ストレスに対して効能があり、自らの体内で自然に生成されるもので、精神安定剤とよく似た分子構造をしている。セロトニンが不足すると、慢性的ストレスや疲労、イライラ感、向上心の低下、仕事への意欲低下、協調性の欠如、うつ症状、不眠といった症状がみられる。
μ/λはセロトニンの欠乏を抑止し、オキシトシンの分泌をも促進する、命と愛のエネルギーなのである。
04
μ/λenergy
放射装置の構造
μ/λの有用性について述べたが、本章ではμ/λ energy 放射装置の構造、具体例について記す。
【放射装置を実現するための形態】
図4はμ/λenergy放射装置のひとつの実施例を示している。
装置の平面図及び断面構造である。
装置は【∞コイル】【μ/λ エネルギーブロック】から成る。
【図4】エネルギー放射装置 【図5】コイル裏面
【符号の説明】
1 螺旋状導体パターン
2 絶縁体
3 スルーホール(中心) 【∞コイル】
4 スルーホール(端)
5 μ/λ エネルギーブロック
【∞コイル】
絶縁体2の表裏両面に、銅パターンにて渦巻状のコイル1を形成している。図5は裏側パターンを裏側から見た図である。表裏の渦巻状のパターンは渦巻の中心部、端末部の2か所でスルーホール3,4にて接続される。端末部はスルーホール接続せず、銅パターンの特性インピーダンスに整合したテブナン終端でもよい。
銅パターンが地磁気を切る度にローレンツ力が発生し電子がスルーホールに向かって押し出される。微小なパルス電圧は導体の中をほぼ光速に近いスピードで移動する。
V≒3x10^8 m/s
従って、銅パターンのコイルの例えば直径1mmの部位においては、パルス電圧は50x109周回する。
f=3x10^8 /2πx10^(-3) ≒50x10^9
即ち50GHzの電磁波を放射する。
コイルの形状は理想的には
r(θ)=(aebθcosθ,aebθsinθ)
で表される対数螺旋(ベルヌーイの螺旋)であり、パルス電圧の角速度は、螺旋の中心(原点「0」)では∞となり、輻射される電磁波の周波数も∞となる。
かくしてコイルからはあらゆる周波数成分を含む電磁波が放出される。
対数螺旋は観念上の理想的な形状であり、現実的には原点「0」までは描くことはできない。そこで、実施例では加工限界に留めている。
コイルの形状は、自由粒子のシュレディンガー方程式の解に由来する。
自由粒子の 粒子性 は どのように表されるのか考察すると、
速度 v で走っている 質量 m の粒子の 運動量は p = mv .
このときの エネルギーは
E=mv^2/2
従って と p との関係は
E=p^2/2m
ここでは 粒子としての 運動を表現する量 p と E が, 粒子性 を 特徴付けている.
一方,粒子の運動に伴う ド・ブローイ波 の 波長 を λ, 振動数 を ν とすると, これらの λ と ν が 波動性 を 特徴付ける量となる.
上記の粒子性,波動性を 特徴付ける量を結びつけるのが アインシュタイン - ド・ブローイの関係である.
P=h/λ、E=hν
ここから自由粒子 に対する シュレディンガー 方程式
が提案される. ただし, ここに
である.
シュレディンガー方程式 (3) の最も簡単な解は
これが 自由粒子の波動関数 である.
t=0面への写像をΨμとすると
Ψμ(θ)=cos(2πp/hθ)+isin(2πp/hθ) =ei(2πpθ/h)
でありガウス平面上
R=cos(2πθp/h)
I=sin(2πθp/h)
なる軌跡を描く。
対数螺旋とは r = ebθ によって定まる曲線である、と定義することができる。
コイルの形状はΨμを実空間上の対数螺旋と見做してその軌跡を近似したものである。
原点「0」では対数螺旋は無限に圧縮された特異点である。実施例ではスルーホール(中心)3を介して裏面の原点「0」へと接続される。もう一方のスルーホール(端)4は無限遠点と同一視される。表裏の空間は無限遠点で接合する。
位相幾何学的には、(端)4を無限遠点と同一視することも可能であるが、テブナン終端を施すことで、電気的にも無限遠にまで延長されているのと等価となる。
かくして螺旋状の銅パターンは∞コイルを形成する。
(端)4は表裏スルーホール接続せず、電源を接続する応用も視野に入れる。電源には高調波交流成分を重畳させることで、より効果を増す。
交流成分を重畳させる簡素な方法には
・スイッチングレギュレータのスイッチングノイズを利用
・半導体の熱雑音を利用
・水晶などの発振器を利用
・オーディオ信号、ビデオ信号を利用
・反射ノイズを利用
等々が考えられる。
【μ/λブロック】
図4において断面に現れるμ/λブロックの構成要因の一つは、マイクロ、ナノレベルのパウダー状にした金属、鉱物である。
μは微微細であることを表すと同時に、金属(Metal)、鉱物(Miner)の頭文字Mを表している。製法の一例としては、金属、鉱物を溶剤中に分散させた塗料を用いるものがある。
金、プラチナ等の貴金属、炭素含有の塗料、トルマリン・ゲルマニウム等の鉱物含有の塗料等、複数種準備して層状に重ねていく。パウダーをブレンドしても良い。またラジウム266などをブレンドに加えると放射線適応応答(ホルミシス)効果が得られる。
前述の【∞コイル】の表裏に流れる微弱電流は磁場を生むが、表裏お互いに打ち消しあい、0磁場を構成する。ここでは磁束密度、磁気抵抗が低い空間が生まれるため地磁気が流れ込みやすく鉱石は刺激を受ける。鉱石が発する振動エネルギーは、前述の∞コイルが発生る電磁波と共鳴する。
μ/λブロックのもう一つの要因は波長λにある。
赤から紫にいたる色料は固有の反射スぺクトルを有する。光のスペクトラムは一般的には波長λで表されるが、以下の周波数成分となる。
波長λ(nm) 周波数f(THz)
赤 780~610 385~492 f=c/λ
橙 610~590 492~508
黄 590~570 508~526
緑 570~500 526~600
青 500~460 600~652
藍 460~430 652~700
紫 430~380 700~790
固有の反射スぺクトルを有する塗料を用いる他、下記も可能である。
・ホログラムによる波長制御によるソリューション
・鉱物をパウダーとせず、結晶構造を残すことで鉱物の持つ反射スペクトルを活用
前述の【∞コイル】が発する全帯域の電磁波のうち可視光に相当する上記の周波数帯域はプリエンファシスされて、装置外部に放射されるとともに、鉱物を励起する。
【μ/λ ブロック】のμが大地であるのに対して、λは宇宙空間において輝く恒星に相当する。太陽系における太陽である。
μ/λ energy 放射装置はマクロな観点からは、宇宙を内包した小宇宙である。
ミクロな見方をすると、μは粒子性、λは波動性に相当する量子の性質と捉えることができる。
μ/λ energy はあらゆる周波数成分を含んだ微細振動である。
・∞コイルが放出する電磁波M~G~THz
(理想的には∞Hzであるが物理的な製造限界により律速される)
・鉱石が放射するTHz帯
・色料が持つ固有の反射スぺクトルT~PHz
・γ線領域までをカバーする特殊鉱石~EHz
μ/λ energy 放射装置はあらゆる周波数成分を含んだ微細振動を放出する。
放出された振動は、照射される側で棄取選択される(被射体の固有周波数特性に応じて共振する)のであるが、被射体側での観測によって照射側の状態が確定することは、放射装置と被射体の間にフィードバックループが築かれていることを示唆している。
μ/λ energyを介在とした放射装置と被射体間のフィードバックは、ADRCライクな制御により緩やかなPLL(Phase Lock Loop)状態となるが、μ/λ energy自体も被射体側での観測によってADRC制御されることで状態が確定するのである。
μ/λ energy 放射装置の構造について述べてきたが、μ/λ energyは放射装置のみで成り立つものではなく、被射体も含めた系として成立するものである。そして、その系を繋ぐフィードバックループには生体が持つADRC制御が求められるのである。